日本の商品先物取引を盛り上げたいっ!何が足りないのかを考えよう。
「エッグ・キング」と呼ばれる伊勢彦信さんは
美術コレクターだったのですね。 ![]() 伊勢、卵…。 「森のたまご」を販売している「イセ食品」でしたか。 なんでも卵の生産ビジネス成した財を 名画の買い付けに注ぎ込んだとか。 [新]「ピカソ・マティス・シャガールが田んぼの真ん中に!?展」 発掘!お宝ガレリア http://www4.nhk.or.jp/otakaragalleria/3/ おもしろい! 「鶏卵」はかつて「現金決済先物取引」として 商品先物業界でも扱っていました。 農林水産省と経済産業省共管の中部商品取引所に 本上場されたのが平成11年5月1日。 試験上場は平成11年11月1日でした。 卵つながりで「エッグ・キング」と呼ばれる伊勢さんと 取引量を増やすためのプロモーションで絡んだのでしょうか。 ※中部商品取引所は平成19年1月31日に大阪商品取引所と合併。 中部大阪商品取引所となり平成23年1月31日解散しています。 |
今年の夏の甲子園で優勝したのは、前橋育英高校でした。
「前橋」と聞いて思い浮かべるのは、 1998年まで前橋市内に存在していた 「前橋乾繭取引所(まえばしかんけんとりひきじょ)」。 乾繭(かんけん)は、生繭を熱処理により乾燥したもので、 着物や帯を作る生糸の原料です。 前橋では1998年に横浜生絲取引所と合併するまで 取引されていました。 生糸が日本の主要な輸出品でなくなるのと歩を合わせるように 乾繭や生糸の先物取引もその役目を終えて、 2004年には乾繭が、2009年には生糸が取引を終了しました。 今、日本の近代化に貢献した乾繭や生糸の先物取引について 語られることはあまりありません。 かたや日本の蚕糸業の発展に大きな影響を与えた 富岡製糸場が平成26年の世界遺産のへ登録をめざしています。 富岡製糸場世界遺産推進ホームページ http://www.tomioka-silk.jp/hp/index.html 役割を終えた今も功績を残そうという動きがあるのは羨ましい。 商品先物取引所にもその時代時代で花形商品がありました。 なぜその時に隆盛を極めたのか。 あらためて語り継ぎたいと思います。 それは商品先物取引の優れた仕組みを再認識し、 今の時代に活かすことにつながるはずだからです。 東繭倉庫、西繭倉庫、繰糸場などを含む 「富岡製糸場と絹産業遺産群」がめでたく世界遺産に登録されたら、 製糸業を支えた場所として商品先物取引所にも 再び脚光が当たるかもしれません。 商品先物業界としても広報事業で協力し合いたいものですね。 |
日本でも中部大阪商品取引所(2011年1月31日解散)に
2010年2月まで上場されていた鶏卵。 4月12日の日経新聞が 鳥インフルエンザなど価格変動リスクの として中国・大連商品取引所が 4月中にも鶏卵先物を上場するとのニュースを伝えていました。 中国の動きは速いですね。 価格変動のリスクに晒されて商品があって、 |
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