日本の商品先物取引を盛り上げたいっ!何が足りないのかを考えよう。
7月27日、商品と金融の先物を1カ所で扱う「総合取引所」が誕生しました。 ようやく、実現しましたね。 (写真提供=大阪取引所広報) 移管のお知らせは日本取引所グループから発表されましたが、 日本取引所グループ 代表執行役グループCo-COO 山道 裕己(やまじひろみ)氏が挨拶しました。 この方、東京商品取引所代表取締役会長でもあり、 大阪取引所代表取締役社長でもあります。 総合取引所誕生までの流れをざっと。 大証が市場デリバティブ取引を扱うから、 東京商品取引所の先物取引を移した。 東証は現物株。東京商品取引所は東証内に移転。 日本取引所グループのホームページには 大阪取引所のページはなく、会社概要が掲載されているだけ。 北浜の大阪取引所の案内はない。 東京商品取引所はテーマカラーがブルーの別ページがある。 原油や電力の取引が残ったから。 日本取引所グループ(JPX)子会社の大阪取引所が 「総合取引所」になるので、東京証券取引所がなるわけではない。 やっぱり、わかりずらいなあ。 |
日本取引所グループの広報・IR部(報道)がzoomを使って開催。 大阪取引所と東京商品取引所共催でした。 2020年7月27日に大阪取引所へ貴金属、ゴム、農産物市場が移管されるまでの経緯や総合取引所になってから目指す姿などが記者向けに説明されました。 新しくコモディティ担当になった方向けの内容でしたが、古くから商品先物業界に関わる者としてもあらためて勉強になりました。 JPXは、「総合取引所の誕生による2つの効果」について コモディティ、資産形成の新たな鉱脈 と解説しています。 Commodity is mine ですか。 貴金属、ゴム、農産物は大阪取引所の傘下に入るけれど、 総合エネルギー市場として、石油と電力は東京商品取引所に残ったまま。 JPXがどうやって、コモディティ市場を盛り上げていくのか お手並み拝見ですね。 |
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